仏旅行1 ヴェルサイユと美術館 - fariwo base

仏旅行1 ヴェルサイユと美術館

 

日 程:2012 3/7~3/22
目的地:パリ市内・モンサンミッシェル・ロワール・ブルゴーニュ・アルザス
   (宿泊地や目的地は旅先で決めます)

4月からの転職を機に長期休暇を取得し、フランスへ。
しかし給料未払という危機的状況が発生。資金予定が狂い、多額の借金をして出発。
ですので基本節約の旅(とくに宿)になっていることを了承されたい。
フランス文化を知る、や、ワインの勉強に…など偉そうなことは置いといて、
とりあえず楽しんでこようと、一期一会、日々是好日の精神で挑みます。

 

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1日目 <到着・ノートルダム大聖堂・ヴェルサイユ宮殿>


パリのCDG空港についたのは早朝5:00。
まだ真っ暗。バゲージクライムにて時間を潰す。
実はこの旅、1日目にして、同行者がいた。
旅スケというサイトで知り合ったA氏。なんと心強いことでしょう。

まず第一にしたことは、ミュージアムパスと、カルネ(メトロの10枚綴り券)の購入だ。
ミュージアムパスは、パリの主要な美術館のフリーパス。
日本で買うか迷ったけど、結局空港の観光案内所で購入。2日券で39€だったかな。
(ちなみに年々高騰している。5年ほど前は30€で、1年前は35€だった。)

何はともあれ、パリに着いた。
これからロワシーバスで市街地へと向かう。
渋滞もあり、1時間弱かかったかな。外の景色を見る余裕もなく、地図のチェックをしていた。

バスが着いたのがオペラ地区。
実は早速ミスを犯した。オペラ・バスティーユという場所=オペラのバス停だと思っていた。
全くちがった。普通オペラと言えばオペラ・ガルニエなんだそうだ。

ちなみに名前が似てるから同じ場所だろうというのは他にもあり、参った。
サンジェルマン・アン・レイとサンジェルマン・デ・プレなんてその一つだ。

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到着そうそう、東西南北がわからず途方にくれる二人。
パリの道路は格子状ではなく、放射状に伸びているのだ。
地図を見ながらあっちゃこっちゃ歩いていると、ひとりのおばさんが声をかけてきた。
そしてメトロのオペラ駅まで一緒についてきてくれた。
なんてパリの人は優しいんだ・・・と到着早々感動したものだ。

 

 

ひとまず今晩の宿にトランクケースを預けたのち、シテ島へ。
ここにはノートルダム大聖堂がある。
フランス語で「Notre=私たち」「Dame=女性・貴婦人」といい、ノートルダムとは聖母マリアを意味するそうだ。
ちなみにノートルダム大聖堂と名するものが、パリ以外のフランス各地、またヨーロッパ各国にもある。
これまた混乱する。

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大聖堂の中を見上げると、
バラ窓と呼ばれる大きなステンドグラスが向かい合って配されている。

1つは赤系、
もう一つが青系の色使い。

 

 

そして時刻は昼。さぁフランス初の食事。
大聖堂に隣接する公園の向いにあった「brasserie Esmeralda」。テラス席。
ランチのムニュにしてみた。英語が補足してあったのでなんとかわかったけど・・・
ソーセージだ!ポテトとチーズをミックスしたようなクリーム。そして軽めの赤。

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デザートは、食いしん坊を意味するGourmand。
文字通り、3つのケーキとカフェがきた。

 

 

お腹も満たして、ヴェルサイユ宮殿に向かった。
パリとその近郊を主な運行エリアとしているRERを使う。
C線でヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅へ。C線はあまり綺麗な車両ではなかった。
サンミッシェル・ノートルダム駅より30分余りで着いた。

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目に付くのはきらびやかな金の装飾がされた門。建物の広さと精悍さに圧倒される。
実は時すでに15時過ぎ。
先に庭園に向かった。

 

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まず日が落ちる前にと庭園を散策。シンメトリーに整えられた庭木は1つの絵画のよう。
3月ということで、色とりどりの自然とはいかなかったが、緑が心地よい。
しかしとにかく広かった。
はるか右奥手方向にあるプチ・トリアノン(マリーアントワネットの離宮)に向かう。
徒歩で30分くらいかかったんじゃないだろうか。

 

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プチ・トリアノンの周りには、愛の神殿や王妃の村里など、
確かにのどかで離宮にぴったりなイメージの庭が広がっていた。

 

ここで時間切れ。閉館時間になってしまった。
この宮殿で最も見るべきだろう鏡の回廊を後回しにしてしまったのが最大の失敗。
宮殿を全く見ることなく、ヴェルサイユを後にしたのだった・・・。
ガイドブックには所要時間3時間となっていたのに。5時間は必要だぜここ。

 

 

ところで、フランスで日用品・食料品を買う場所といえば「MONOPRIX」。
日本でいうと小さなジャスコ??
なんか買ってみたく入店してみた。時間は21:00過ぎ。
ワインカーヴを覗くと、数€のデイリーワインがずらり。
あまり高級なものは置いてなかった。
とりあえずジゴンダスを1本購入。いつか飲もう。確か14€くらい。安い!

 

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Today's hotel
MIJE Fauconnier
11, rue du Fauconnier– 75004 Paris
ドミトリー29€(+会員証2.5€)
wi-fi/別 風呂/室内 トイレ/共同

シテ島付近に3箇所あるドミトリー。
部屋はとても綺麗。僕はお湯が出たが、同居人は1泊目の翌朝が水だったと嘆いていた。
朝食も美味しい。パン・オレンジ・珈琲・ヨーグルト・シリアル。
オススメ★★★★

http://www.mije.com/

 

 


2日目 <ルーブル美術館・オルセー美術館・オランジュリー美術館>

初の多国籍ドミトリー、これといった問題なくぐっすり6時間眠れた。
同室の2人と朝食を食べて、それぞれの目的地へ出発・・・

今日は美術館めぐり。
まずはルーブル美術館へ。
メトロを探して歩いていると、陽気に声をかけるおっさん。
いきなり新聞を渡された。そして2€くれって言い出した。

勘弁してよー。面倒くさかったので1€だけ渡して立ち去った。ミスった。

メトロの5番、シャトレからパレロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーブルへ。
行き着いた先は逆さピラミッド。ルーブルの入口だ。
全然混んでいなかった。オフシーズンだからかな。

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ルーブルの入口は、シュリー・リシュリュー・ドノンの3つに分かれている。
モナリザやニケはドノン翼なのでとりあえずそっちに行ってみた。

 

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天井画。全部絵。

 

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モナリザは、行く前からフランス経験のある人から、
「想像してるよりきっと小さいよ」と言われていたので見たが確かに小さい。でもたくさんの人がいた。
写真が反射しちゃってますね。防弾ガラスだそうで・・・。

首のない天使像:サモトラケのニケは、女性像でありながら壮大で雄々しい。
一番印象に残る作品でした。

なにせ30万点の作品を持つルーブル。
ちゃんと見るには数日間を要しますね。とりあえずぐるっと回れたのでよし。
もう足が痛くて痛くて・・・

 

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ルーブルの入口近くには、オシャレなフードコートがありました。
来仏2日目にして、すでにパスタ欠乏症になっていたので、パスタを頼んだら、売り切れ。
3種のサラダ盛り合わせにした。これで7€。高いなー

 

 

セーヌ川を挟んで、ルーブルの南西に位置するオルセー美術館。
もともとは駅であり、大きな2つの時計がシンボルになってる。
実はまだ美術館として25年ほどの歴史。でもこのくらいの規模のがいいです・・・切実。

作品はミレーや、印象派のモネ・ゴッホ・ゴーギャンなどよく知られた作家が多く、
ルーブルより楽しめるんじゃないかとも思うんです。
こちらは写真NGでしたので外観だけ。

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あと、地球の歩き方に載ってた、オルセーのレストランで食事をした。
昨日のソーセージが初ブラッセリーだとしたら、今日が初レストラン。
相変わらずメニューが読めない。ouはorなのね。andだと思ってた。
このご飯ポロポロこぼれて食べにくい。

 

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オルセーの最上階にある時計。遥か彼方にサクレクール寺院。
今日もいい天気だ。

 

 

あとは、オランジュリーでモネの睡蓮を見た。
睡蓮はそれだけのための部屋「睡蓮の間」が用意され、ゆっくり見ることができた。

 

 

また、この美術館の外で、恵まれない子どものためにサインを下さいと、
たかりがやってきた。サインしたら20€くれと言い出したので、これもいや困ったと1€だけ渡して逃げてきた。

 

旅行二日にしてもう両足は降伏点を超えていた・・・
パリの石畳おそるべしである。

 

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