「減った」が目立つのは「焼き肉」

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外食「減らしたい」ビジネスパーソン3割 優待券使い出費節約
著者名:日本経済新聞社
配信日:2009年2月6日

 景気や雇用の先行き不安が、ビジネスパーソンの外食事情にじわりと影響。C-NEWSと日経産業新聞が共同で実施した「ネット1000人調査」(2月6日付日経産業新聞に掲載)で、半年前に比べた回数と一人当たりの金額の変化を聞いたところ、
「減った」2~3割。
「変わらない」6~7割。
また、3割以上の人が外食利用を「今後減らしたい」。
市場先細りの懸念が現実のものとなりそうだ。

 調査期間は09年1月30日~31日。20歳以上のビジネスパーソン(「パート・アルバイト」を除く有職者※派遣・契約社員を含む)のインターネットユーザー1000名の回答を集計。


 昨年11月以降、1カ月間に家族や友達、恋人と夜に外食をした回数を聞いたところ、
「変わらない」55.6%。一回・一人当たりの金額も「変わらない」が65.1%。回数、金額がそれぞれ「増えた」も1割強いた。

 一方、「減った」30.7%、金額が「減った」23.9%。この比率は一人の外食、会社の同僚との外食のケースより高い。「減った」理由については、最も多いのが「先行き不安で節約」の46.5%。実際に「給料が減った」は29.2%だった。「先行き不安」が最も多い世代は30代で、「減った」人のうち5割強に。プライベートのディナーも、不況の影が覆い始めたようだ。

 店のジャンル別にみると、「減った」が目立つのは「焼き肉」(36.3%)、「居酒屋・バー」(33.7%)、「フレンチ」(31.1%)など。これらは、今後「減ると思う」でも高い比率を占めた。健闘しているのは、現在最も利用されている「和食・すし・懐石」だった。

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